市販の髪染めで初めて髪を染める時には毛染めかぶれに要注意!
40歳を過ぎるとどうしても気になり始める白髪の悩み。
その白髪対策で最もポピュラーな方法が白髪染めですよね。市販のもので済まそうか、面倒だから美容室で染めようか、あれこれ悩んでしまうものです。
実はここ最近白髪染めやヘアカラーでかぶれを起こし、その成分の入った製品が二度と使えなくなってしまうというケースが増えているそうです。
そして症状がひどい時には、顔が真っ赤に腫れて浸出液が滴り入院する場合もあるとか。
そこで今回は、「白髪が生える原因」、「知っておきたい毛染めで発症する怖い皮膚障害」、「毛染めをする時の注意点」、そして「白髪の予防対策におすすめなアイテム」についてまとめてみたいと思います。
白髪が生える原因
白髪になるメカニズム
🔎メラノサイトの減少
髪の色は、髪の中のメラニン色素が影響していてその量によって決まります。毛母細胞の周りにメラノサイトと呼ばれる生成細胞があり、メラニン色素はここで作られています。
メラノサイトが加齢や病気などで減少すると新しく生えてくる髪のメラニン色素が減少し、髪の色が薄くなり白髪になってしまいます。
白髪の原因
🔎ストレス
ストレスを抱えていると白髪が生えやすいといわれています。ストレスによって毛細血管が収縮しメラノサイトの動きを妨げてしまうことが原因です。
🔎栄養・運動不足
ビタミンやミネラルなど栄養素の不足によって細胞の機能低下が起こります。しっかりと髪まで栄養を届けるには血流の動きを良くする必要があります。主に運動不足が原因で血流が悪くなります。
🔎生活習慣
過度な飲酒や睡眠不足、喫煙といった生活習慣も白髪の原因といわれています。メラノサイトを活性化させるにはビタミン類が必要です。喫煙することでビタミン類や他の細胞が破壊されてしまい、結果として十分な栄養素が行き届かずに白髪が生えてしまいます。
毛染めかぶれとは
消費者庁の事故情報データバンクには、毛染めによる皮膚障害の事例が毎年度約200件程度登録されています。
毛染めによる皮膚障害のほとんどは「接触皮膚炎」というもので、直接的な原因はヘアカラーリング剤となっています。
中でも「酸化染毛剤」が特にアレルギー性接触皮膚炎を引き起こしやすく、使用する製品の外箱や使用説明書に注意事項が詳しく記載されていることに気付かずに使用して発症するケースが多いそうです。
毛染めかぶれの症状
毛染めによる皮膚障害の事例
🔎事例1
- これまで毛染めを行ってきたが初めて出向いた美容院で毛染めの施術を受け、1週間ほど経った頃に頭皮が赤くなって吹き出物のようなものが現れ、かゆみが出て髪の毛が抜け落ちたりした。
- 美容院に相談して皮膚科を受診したところ染毛剤による接触皮膚炎と診断され、今後1年間は治療を続けるよう言われしばらくの間は2週間おきに通院することになった。
🔎事例2 耳の周りが赤くただれ、浸出液がにじみ出て手指にも症状が出ている
- 40歳代から自宅で毛染めを行ってきた。
- 2年ほど前から毛染めをすると痛みやかゆみを感じたが、市販の薬を塗れば症状は治まるのでこれ以上ひどくなるとは思わずに毛染めを続けてきた。
- 今回毛染めをしたら顔面が赤く腫れ浸出液が滴る状態になり、初めて医療機関を受診した。
- これまで製品の外箱や使用説明書に注意事項が詳しく記載されていることには気付かなかった。
🔎事例3 顔面が赤く腫れ、浸出液が滴っている
- ひどい手荒れのため皮膚科医で治療を受けていたところ耳たぶや頭皮にもかぶれの症状が出てきた。
- なかなか治癒しないため皮膚科医の勧めで総合病院を受診して詳しい検査を受けたところ、ヘアカラーリング剤に含まれるパラフェニレンジアミン(酸化染料)という物質が原因でかぶれており、他の染料に対しても反応していることが分かった。
- 総合病院の医師からは酸化染毛剤での毛染めをやめて染毛料に変更するように言われた。
※出典:消費者庁ウェブサイト 消費者安全法第23条第1項の規定に基づく事故等原因調査報告書【概要】毛染めによる皮膚障害より
毛染めをする時の注意点
ヘアカラーリング剤の中で「酸化染毛剤」は最も広く使用されている製品で、最もアレルギー性接触皮膚炎になりやすい製品といわれています。
アレルギー性接触皮膚炎になると皮膚炎の症状が一時的に治まっても再度酸化染毛剤を使用すると再発する可能性が高く、そのまま毛染めを続けていると症状が重篤化する場合があります。
製品の使用説明書をよく読み、必ず使用する前にパッチテスト(皮膚アレルギー試験)を行って異常がないことをしっかりと確認した上で毛染めを行うようにしましょう。
パッチテストを実施する時の留意事項
🔎ヘアカラーを行う48時間前にパッチテストを行う
必ず製品の使用説明書に記載されている方法にしたがってテストを行って下さい。
🔎テスト液を塗った直後から30分程度の間と48時間後の皮膚の状態を観察する
アレルギー性接触皮膚炎の場合、翌日以降に反応が現れる可能性が高く、直後から30分間と48時間後の観察が必要。
🔎絆創膏等で覆わない
過度のアレルギー反応を引き起こしたりする恐れがあるため、絆創膏等を貼ったりしないで下さい。
🔎かゆみ、赤み、痛み、しみる等の異常を感じた場合、すぐに洗い流して使用するのをやめ、医療機関を受診する
万が一異常があった場合は皮膚科医の診療を受け、製品についてはメーカーのお客様相談室などへ連絡。
68%の人がパッチテストを行っていない?
消費者庁が行った調査によると、「セルフテストは知っているが、実際に行ったことはない」という回答が68%を占め、毛染めを行う前にパッチテストを行っていない人の割合が多いことに驚かされます。
「毛染めでアレルギーになる可能性があることを知っている」という回答も62%あったことから、今一度アレルギーが発症するリスクに備え、毛染めを行う際には必ずパッチテストを行うようにしましょう。
※出典:消費者庁ウェブサイト 消費者安全法第23条第1項の規定に基づく事故等原因調査報告書【概要】毛染めによる皮膚障害より
白髪染めにおすすめなアイテムとは?
最後に、白髪染めで悩まれている方ににおすすめなアイテムをご紹介します。
「HANAオーガニックリセットシャンプー&トリートメントパック」
国産オーガニックコスメNo1ブランドの「HANAオーガニック」が、現代女性の髪悩みに寄り添う頭皮美容液ヘアケア商品を発売。リセットシャンプーは、和漢植物やハーブの力で日中の紫外線・ストレスなど様々な頭皮ダメージをリセットし自ら潤う髪へ導くデイリーケアシャンプー。3WAYトリートメントは頭皮の慢性炎症、将来の薄毛の原因となる白髪染め、カラーリングなど薬剤による頭皮の急性炎症を鎮め、健康な頭皮と自ら潤う豊かな髪を育むトリートメントパックになっています。
白髪・抜け毛・薄毛ケアに「haru Kurokami スカルプ」
見た目年齢がマイナス5歳になる?!「haru kurokamiスカルプ」。この商品は、産後の髪トラブルに悩んだ2児のママが開発したという100%天然由来のシャンプーです。頭皮ケアやボリュームアップ、黒髪ケアができてノンシリコンでもリンスは不要。髪と頭皮の紫外線ダメージをケアしてカラーした髪の色持ちUP成分を配合。30代~40代の働くママ、産後などの髪トラブルの悩み、毎日忙しくて髪の悩みをケアする時間がなかなかない方におすすめです。
サンカラーマックス白髪染め
クシで白髪につけるだけで染まる簡単白髪染め。髪や頭皮を傷めないから安心して使えます。ユーザー層は女性が75%、男性が25%。白髪部分にクリームをつけると日光などの自然な光や蛍光灯の光で染まるという白髪染め。色落ちしにくく染色効果も持続力があるので経済的です。「女性用は緩やかな濃い茶色のダークブラウン」に、「男性用はより早く黒色に近いダークブラウン」に染まります。
オトコを上げるMONOVO「ヘアトニックブラックシャンプー」
薄毛や抜け毛など髪の悩みを持つ男性のためのスカルプケアシャンプー「MONOVO ヘアトニックブラックシャンプー」。トラブルに負けない髪を育てるには頭皮の環境がとても大事。頭への刺激を少なくしながらしっかりと洗浄してくれます。この「ヘアトニックブラックシャンプー」を使うとコンディショナーは不要で、頭皮に活力を与えて若々しい髪へとサポートしてくれます。スッキリ洗い上げてくれて、しかもノンシリコンだから安心です。
まとめ
いかがでしたか?
今回は毛染めでかぶれを発症してしまう怖い症状と毛染めする時の注意点、白髪対策に役立つアイテムについてまとめてみました。
人それぞれで抱える悩みは異なるかと思います。
おしゃれで素敵なシニアライフを過ごすためにも、今回ご紹介した中で何か一つでもお役に立てることがあれば幸いです。
【次の記事】車椅子の種類と選び方|おすすめタイプを選ぶときのチェックポイント
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