生前整理|親が住んでいた家が実はゴミ屋敷だった!その理由とは
家の中にあるほとんどの物がゴミとなる
次に降りかかってきた問題が今まで両親が住んでいた自宅の処分です。
これには非常に時間と労力を費やしました。
今回、両親が施設に入居する日まで暮らしていた家ですから当然それまで使用していた家具や衣類、食器から冷蔵庫内の食料品に至るまであらゆる全てものを整理しなければなりません。
実際どう整理したらいい?このゴミ屋敷。私は途方に暮れました。
先ず初めに行ったのは売れそうなものの買い取り業者への売却です。
家の内外にたくさんのモノがありました。結果から言うと金額はまちまちですが、実際に買い取ってもらえたのは貴金属類、本、ゴルフクラブくらいでした。高価な食器や置物、着物などは引き取ってさえもらえず、たとえ過去に高額で購入した物であっても現実は引き取ってもらえないことが判りました。
そして残ったものすべてがゴミとして処分です。
家財の整理と処分
私の親の場合、家の中はある程度片付けられていましたが、これまで不要なものを捨てるということをしてこなかったため、5LDKの家の中、車庫・物置の中すべて合わせると約12tのボリュームだと処分業者の方に言われました。
数社から見積を取り一番安い処分業者さんにお願いしましたが、処分作業は2日半かかりました。そしてその後のハウスクリーニングも同じ業者さんにお願いしました。
参考までに家財を処分した後の自宅の画像です。週末の休みを利用して、ここまでくるのに5ヵ月かかりました。
実家を訪問された際など、ぜひ家の中にある不要なものはどんどん捨てていくよう親に話をしておいてください。「とっておきたい」という気持ちも解りますが、処分する時に必ずお金がかかります。
大事なのは「不要なものは捨てる」という習慣です。
生活用品を捨てる習慣をつける
私の親の場合、日常生活の中で「後々必要になるかもしれない」とか「もったいない」などを理由に捨てるに捨てられないものが大量に残っていました。
どうやって捨てる習慣を身につけるのか
年齢を重ねるごとに物の量は増えていきますが、整理・処分作業を行うための体力や判断力は低下していきます。可能な限り早いうちに「必要なもの」と「必要でないもの」を分け、不要なものは処分しておくことが大切です。
整理の手順
1.必要なものか見極めるため、「本当に必要なものが何なのか」を考える
2.必要なものが明確になったら、必要なもの以外の不要なものは処分する
3.すべての物を収納するための定位置を決める
4.簡単に出し入れできるように収納する
5.使ったものは定位置に片付け、可能な限り物を増やさないように心がける
整理意欲を向上させる
誰しも人から命令口調で言われると従いたくなくなるものですよね。たとえそれが子供から親に対してであっても同じであると言えましょう。
「家の中に物がありすぎる」、「こんなのもう使わないでしょう」、「足の踏み場もない」、「こんなに散らかして汚いなあ」、「片付けしてないの?」などなど。
こういった口調で子供から言われると「よし、片付けよう」という意欲もなかなか湧いてきません。
逆に褒めるような声掛けを行うことで整理しようという意欲を引き出す方法もあります。
- 「使わなくなったものは、誰かにあげるときっと喜んで使ってくれるよ」
- 「足元を片付けておくと転ぶ心配がなくなるよ」
- 「片付けを行うと掃除が楽になるよ」
- 「この窓開けられるようにしたら空気の入れ替えも楽になるよ」
等々肯定的な言葉に置き換えて整理することを促すことで心理的に良い影響となり、整理意欲の向上につながることがあります。
まとめ
いかがでしたか?
できるうちから家の片付けをしておかないと最後はすべてゴミとして処分することになります。そして処分する時に場合によっては数十万円もお金がかかります。
いざという時、誰が処分しなければならないのかということをご家族でよく話し合っておくことが大切です。
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